エッセイ
2025/12/24
セルフメディケーション脅威論?
私事ですが、先日、皮膚科を受診しました。
半年ほど前(夏頃)からかゆみが強く、当初は蒸れが原因であると自己診断して、患部は常に清潔に、乾燥を保つように心がけていました。ところが、秋になり、冬になり、汗をかくような季節でなくなっても、かゆみは全く収まらず、ついに皮膚科の門を叩くことになったのです。
診察の結果は、乾燥による湿疹。私の自己診断に基づく対処は、完全に逆効果だったわけです。さすがに唖然として、「やっぱり素人の自己診断はだめですね」と口走ったところ、先生は我が意を得たりと満面の笑みで大演説を始め、最後はセルフメディケーションに対する痛烈な批判で終わりました。診察2分、演説10分くらいだったでしょうか。
ちなみに、私の直前の患者さんは反対のパターンで、乾燥が良くないと自己診断して保湿に努めていたところ、診断結果は水虫で、やはり逆効果の対処をしてしまっていたそうです。前の患者さんの名前も顔も覚えているのですが、守秘義務的に大丈夫なのでしょうか…。
さて、セルフメディケーションの是非はともかく、「素人の自己診断」の危うさは、分野を違えど、私も専門職のはしくれとして常々感じるところです。安易に他人に頼らず、自分の頭で考え行動することは立派であり、一定程度で必要なことでもありますが、特にご自身や大切な方の生命・身体・生活・財産に関わることについては、早めに専門家に相談していただきたいと思います。
仮に相談した先が直接対応できない事柄であっても、専門家には特有の土地勘やネットワークがありますので、何らかの示唆は得られることが多いはずです。
肺炎になる前の風邪のうちに、風邪になる前の未病のうちに。弁護士法人エクイタスは、お早めの相談をお待ちしております。
(弁護士 山岸泰洋)
